たるみやハリ不足に効果的とされている「医療ハイフ」。医療ハイフのプランを調べると、さまざまな種類があって「どれが自分に合うのかわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか?
医療ハイフは機種や照射する部位、出力パワーによって効果が大きく異なるため、自分に合ったプランを選ぶ必要があります。そこで今回は、医療ハイフの種類や機種、選ぶ際のポイントについて解説します。初めて医療ハイフを受ける方は、ぜひ参考にしてください。
医療ハイフ(HIFU)とは?
引用:https://shinagawa-skin.com/contents_hifu/
ハイフとは「High Intensity Focused Ultrasound」の略称で「高密度焦点式超音波治療法」のことです。「医療ハイフ」とは、さまざまあるハイフの中でも、医療機関で受けられるハイフのことを指します。
ハイフの原理は、虫眼鏡を使って太陽光を集め、一点だけを高温にする実験に例えられることが多いです。超音波のエネルギーを肌の内部に集め、ピンポイントで熱によるダメージを与えます。ハイフは、肌表面へのダメージを抑えながら組織の深部を刺激することで、リフトアップやタイトニング、小顔効果が期待できる施術です。
また、他の美容施術と比較するとダウンタイムは短く、多くのクリニックでは当日からメイクは可能としています。痛みの感じ方は個人差があるものの、熱感や多少の刺激を感じることが多い傾向にあります。クリニックによっては、麻酔を処方してもらえるため、痛みに敏感な方は事前に医師に相談しましょう。
医療ハイフ(HIFU)の種類
ハイフは照射方法によって、3つの種類に分けられます。照射方法によって期待できる効果は異なるため、自分の肌悩みに合ったものを選ぶようにしましょう。
リフトアップなら「ドットハイフ」
ドットハイフとは、ハイフを点状に照射する方法です。クリニックによっては「ハイフリフト」と呼ばれることもあります。ドットハイフは、ハイフ治療の中でも定番の照射方法で、一般的に「ハイフ」というとこの照射方法を指すことが多いです。
ドットハイフには、肌のリフトアップや引き締め効果を期待できます。ドットハイフの場合、照射した部位の温度が60~70度まで上がり、その熱によって肌が引き締まります。1回でも変化を感じられることがありますが、3ヶ月~1年に1回の照射を推奨するクリニックが多い傾向にあります。
サイズダウンなら「リニアハイフ」
リニアハイフは、線状にハイフを照射する方法です。リニアハイフに期待できる主な効果はサイズダウンです。脂肪細胞を破壊し、細胞内の脂肪を放出します。ドットハイフと比較すると引き締め効果は落ちるものの、広範囲に熱を加えることで、サイズダウンが狙えます。アゴ下の脂肪や、フェイスラインのもたつきが気になる方におすすめの施術です。
多くのクリニックでは、リニアハイフでサイズダウンを狙う場合、2週間おきに3回、それ以降は半年に1回の照射を推奨しています。
ハリ・弾力アップなら「ハイフシャワー」
ハイフシャワーとは、ハイフを浅い層に連続で照射する方法を指します。弱い熱を照射するため、効果の出方は比較的マイルドです。ハイフシャワーは、毛穴の引き締めやハリ感、弾力のアップが期待できます。
また、目の周辺に照射ができる「ハイフアイシャワー」という治療法もあります。目の周りにハイフシャワーを当てることで、目が開きやすくなる効果が期待できます。
ハイフシャワーの場合、1~2ヶ月に1回の照射を推奨しているクリニックが多い傾向にあります。痛みに配慮された施術方法なので、初めてハイフをする方でも受けやすい照射方法といえます。
医療ハイフ(HIFU)に使う機械の特徴・効果を比較
ダブロ
ダブロは韓国製のハイフの機械です。広く均一に照射できるため、肌への刺激が少ないとされています。出力を細かく調整できるため、その方に合わせて治療を進めることができます。
また、ダブロは3つのカートリッジを使い分けることで、さまざまな肌悩みに対応できます。肌の引き締めはもちろん、キメや弾力にも効果的です。
効果 | リフトアップ・ハリ感など |
---|---|
熱を与える深度 | 1.5mm、3.0mm、4.5mm |
持続性 | ・3~6ヶ月程度持続 ・施術から2~3週間にハリ感が出始める |
照射頻度 | 3~4ヶ月に1回 |
ダウンタイム | 施術直後にほてりや赤み、むくみが出ることがあります。数時間後~翌日には落ち着きます。 |
費用相場 | 全顔10~20万円 |
他の美容施術と併用する際の注意点 | 金の糸を使用した引き上げ治療や、ヒアルロン酸注入の効果が持続している方は、施術を受けられないことがあります。 |
ダブロゴールド
ダブロゴールドは、ダブロの次世代機器です。ダブロの適応部位が顔だけなのに対して、ダブロゴールドは顔と体の両方に照射できます。二の腕や脚、お腹のタイトニングにも効果的です。また、8分間で300ショットと高速照射が可能なため、施術時間が短いのも特徴です。
効果 | リフトアップ・ハリ感・タイトニングなど |
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熱を与える深度 | 1.5mm、3.0mm、4.5mm |
持続性 | ・6ヶ月~1年程度持続 ・施術後1~3ヶ月で、肌のハリや弾力アップが感じられる |
照射頻度 | 1~3ヶ月に1回が効果的 |
ダウンタイム | 熱感や腫れ、むくみが生じる可能性があります。通常は数時間で落ち着いてきます。 |
費用相場 | 全顔10~20万円 |
他の美容施術と併用する際の注意点 | 金属やシリコン、コラーゲン、ヒアルロン酸などの注入治療を受けた方は施術を受けられないことがあります。 |
ソノクイーン
比較的マイルドで、肌への刺激を抑えた施術ができる機械です。浅い層から深い層まで深度の調整が可能で、幅広い肌悩みに対応します。
また、ソノクイーンには小さいカートリッジがついており、目元の施術も可能です。目元や眉下、口元などの皮膚が薄い部分にも効果を発揮します。シワの軽減やリフトアップの効果も期待できます。
効果 | リフトアップ・ハリ感など |
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熱を与える深度 | 2.0mm、3.0mm、4.5mm |
持続性 | 3~6ヶ月程度効果が持続します。 |
照射頻度 | 3ヶ月に1回の目安で照射すると効果的です。 |
ダウンタイム | 赤み、むくみなどヒリヒリとした感覚が生じる可能性がありますが、数時間で落ち着きます。 |
費用相場 | 全顔4~10万円 |
他の美容施術と併用する際の注意点 | 1ヶ月以内にボトックスやヒアルロン酸注入をおこなった方は、施術を受けられないことがあります。 |
※札幌院・新宿院・渋谷院・表参道院・池袋院・立川院・横浜院・宇都宮院・名古屋院・梅田院・心斎橋院・神戸院・岡山院・広島院・福岡院
・鹿児島院・熊本院限定
第3世代タイタン
第3世代タイタンは、照射スピードが速く、短時間で施術が完了する機械です。マイクロフォーカスされた超音波で、周囲の組織へのダメージを抑えながら治療できます。肌の奥で広がるように熱エネルギーが伝わるため、施術直後から変化を感じやすいとされています。
効果 | リフトアップ・ハリ感・タイトニングなど |
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熱を与える深度 | 1.5mm、3.0mm、4.5mm |
持続性 | 3ヶ月程度 |
照射頻度 | 3~6ヶ月に1回受けると効果的です |
ダウンタイム | 赤みやむくみ、ヒリヒリとする痛みが術後数時間、筋肉痛のような痛みが約1週間続く可能性があります。 |
費用相場 | 全顔3万円前後 |
他の美容施術と併用する際の注意点 | 1ヶ月以内にボトックスやヒアルロン酸注入を治療部位におこなった方は、施術を受けられないことがあります。 |
医療ハイフ(HIFU)の効果を左右する要素
ハイフの効果を左右するのは、使用する機械だけではありません。ハイフのショット数や出力、照射深度によって、期待できる効果は異なります。
ショット数
ここでいうショット数とは、ハイフを照射する回数を指します。ハイフはショット数が多いほど高い効果を期待できます。クリニックによっては、プランごとにショット数が決まっていることもあります。
顔全体は1回300〜600ショット、フェイスラインは1回あたり100〜200ショットが目安です。ただし、照射部位の面積は人によって違うため、これらのショット数はあくまで目安として考えてください。
出力
出力するパワーが強いほど、効果を感じやすくなります。ただし、強すぎると痛みを感じやすくなったり、火傷や腫れといったリスクが高まったりします。もし、施術中に痛みを感じた場合は、無理せず施術者に伝えて出力を弱めてもらうようにしましょう。
照射深度
照射する深さによって、アプローチする層が異なるため、期待できる効果が変わります。医療ハイフのプランを選ぶ時は、照射深度も参考にすると、自分に合ったプランが見つかりやすいでしょう。
照射深度 | 照射部位 | 期待できる効果 |
---|---|---|
1.5~2.0mm | 真皮上層部〜下層部 | 小じわの軽減、毛穴の引き締め、ハリ・ツヤアップ |
3.0mm | 真皮深層~皮下組織 | 小顔、フェイスラインの引き締め、たるみじわの軽減 |
4.5mm | SMAS層 | リフトアップ |
医療ハイフ(HIFU)とエステハイフ・家庭用ハイフの違いは?
ハイフの中には、エステサロンでおこなう「エステハイフ」や、自分でおこなう「家庭用ハイフ」などもあります。いずれもクリニックに用意されている機械とは、効果や性能などに大きな差があります。
エステハイフの場合、医療資格を持たないスタッフが施術を担当するので、出力を制限された機械しか使用できません。そのため、医療ハイフのようなリフトアップや小顔効果などはあまり期待できない可能性があります。
また家庭用ハイフも、誰でも安全に使えるように作られているため、作用する深さは浅く、出力も弱く設定されている場合があります。さらに、ネット通販で流通している家庭用ハイフの多くは海外製です。外国人向けに作られた機械を日本人が使うと、肌トラブルを起こす危険性もあるため、注意が必要です。
ハイフを受けるなら品川美容外科!
▲第3世代タイタンの施術の様子
この記事では、ハイフの種類や機械を中心に紹介しました。ハイフは施術プランによって、期待できる効果が異なります。事前にハイフの仕組みや機械について調べておくと、自分に合ったプランが見つかりやすいでしょう。
品川美容外科では「第3世代タイタン」や「ソノクイーン」 「ダブロ」などを導入しており、その方の肌悩みに合った施術プランを提案します。カウンセリングは無料なので、まずは気軽にお問い合わせください。
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