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ヒアルロン酸注入は、肌のハリ・弾力アップや、小ジワの改善に使用される治療法です。製剤を注入するのみで終了する治療法のため、治療時間が短く、初めての美容医療に選ぶ方もいるでしょう。しかし、美容医療のリスクはゼロではありません。ヒアルロン酸注入にも、副作用が起こる可能性があります。

 

この記事では、ヒアルロン酸注入で起こり得る副作用について、詳しく紹介しています。ヒアルロン酸注入の治療を検討している方は、副作用についてもぜひ知っておいてください。

ヒアルロン酸注射(注入)とは

ヒアルロン酸注射を受ける女性

ヒアルロン酸注入とは、ヒアルロン酸が含まれる製剤を肌に入れ、肌のボリュームアップや、小ジワの改善効果を狙う治療です。

ヒアルロン酸とは、人間の体内にもともとある物質です。保湿力が高く、肌のハリや弾力を保つ作用がありますが、加齢によって徐々に減っていきます。ヒアルロン酸が減ると、肌の水分量が保てなくなり、シワやたるみが目立つようになるのです。

ヒアルロン酸注入は、加齢によって現れたシワやたるみなどに直接注射できるため、効果に即効性が期待できます。また、ヒアルロン酸は時間の経過によって、徐々に体内に吸収されるため、皮下に異物が残りづらい点も、メリットといえるでしょう。

ヒアルロン酸注射(注入)の効果

アジア人女性

ヒアルロン酸注入によって、効果が期待できる代表的な症状は、以下の9つです。

  • シワの改善
  • ハリや弾力の改善
  • 唇のボリュームアップ
  • フェイスラインを整える
  • 鼻を高くする
  • 涙袋に膨らみを持たせる
  • 丸みのあるおでこにする
  • 豊胸
  • 膝・肩の痛みを和らげる

ヒアルロン酸注入には、ハリや弾力を出す効果や、肌のボリュームアップ効果が期待できます。そのため、唇や涙袋などをふっくらさせる治療に使用されるケースが多いです。また整形外科では、膝や肩の痛みの炎症を抑える治療としても使用されています。

ヒアルロン酸注入で使用される製剤には、いくつか種類があります。「ほうれい線を目立ちにくくしたい」「目元やおでこのボリュームアップを目指したい」など目的によって、適している製剤は異なるため、医師と相談して決めてみてください。

ヒアルロン酸注射(注入)の効果持続期間

アジア人女性

ヒアルロン酸注入の効果は、3ヶ月~2年程度続くケースが多いです。治療後2週間程度で効果が安定し、徐々に消失するといわれています。ただし、注入する製剤の種類や、注入量によって効果の持続期間は変わります。カウンセリング時に医師に確認してみてください。

ヒアルロン酸注射(注入)の効果を長持ちさせる方法

ヒアルロン酸注入の効果を長持ちさせるには、以下の3つのポイントを意識してみてください。

  • 改善したい症状に合ったヒアルロン酸製剤を注入する
  • 繰り返し治療を受ける
  • 健康的な生活を送る

ヒアルロン酸には、さまざまな製剤の種類があります。たとえば、シワやたるみに適しているといわれる「ボリューマXC」は硬めの製剤で、効果は約2年間持続するといわれています。

一方で、柔らかいヒアルロン酸である「レスチレン®リド」の持続期間は、約3~6ヶ月です。場所によって適した製剤を選ぶ必要はありますが、持ちを重視する方は、効果が長く持続するヒアルロン酸を選ぶのもいいでしょう。

ヒアルロン酸注入は、繰り返して治療を受けることで吸収が遅くなり、効果が長持ちするといわれています。

また、健康的な生活も大切です。不規則な生活を続け、体内のヒアルロン酸生成が遅くなると、注入したヒアルロン酸が吸収されやすくなります。効果が短くなる可能性があるため、規則正しい食生活や睡眠を心がけましょう。

ボリューマXC

レスチレン®リド

ヒアルロン酸注射(注入)の治療をやめたらどうなるのか

ヒアルロン酸注入をやめると、注入されたヒアルロン酸が徐々に体内に吸収され、元の状態に戻っていきます。

また、治療後は今までヒアルロン酸によってボリュームが出ていた部分の効果がなくなるため、老けたように感じる方もいます。しかし、あくまで元の状態に戻るだけです。ヒアルロン酸注入が自分には合わないと感じた場合、追加注入は控えるといいでしょう。

ヒアルロン酸注射(注入)のデメリット・失敗

悩む女性

ヒアルロン酸注入は、技術の足りない医師の治療を受けたり、製剤の量を誤ったりすると、思ったような効果が得られないケースがあります。ヒアルロン酸注入のデメリットや失敗は、主に以下の2つです。

  • 仕上がりが左右非対称になる可能性がある
  • 表情が不自然になる可能性がある

上記の症状について、詳しく見ていきましょう。

仕上がりが左右非対称になる可能性がある

顔のバランスを考えずにヒアルロン酸を注入した場合、仕上がりが左右非対称に見えるケースがあります。多くの方は、顔が左右非対称です。左右で同量のヒアルロン酸を注入すればいいわけではありません。

ヒアルロン酸注入は、治療したい症状と、顔のバランスを見ながら製剤の注入量を決めていく必要があります。しかし、経験の浅い医師が判断を誤ってしまった場合、適正な量が注入されず、見た目がアンバランスになるのです。

左右差が原因で見栄えが悪い場合は、ボリュームが足りないほうに再度ヒアルロン酸を打つことで、解消できることがあります。左右差が気になる場合は、クリニックに相談してみてください。

表情が不自然になる可能性がある

ヒアルロン酸注入によって、肌の一部分のみが膨れたような、不自然な仕上がりになるケースがあります。不自然な仕上がりは、改善したい部分のみにヒアルロン酸を注入したり、製剤の注入量が多すぎたりした場合に起こることが多いです。

正しい治療をおこなっている美容クリニックであれば、顔のバランスを見て注入量を決めます。患者様から要望があっても、適切な注入量を案内するため、不自然な仕上がりにはなりにくいです。しかし、一部のクリニックでは、お金儲けのために多量のヒアルロン酸を注入し、その結果仕上がりが不自然になることがあります。

ヒアルロン酸を注入しすぎると、いわゆる「ヒアル顔」と呼ばれるような整形っぽさのある顔になる可能性があります。見た目が不自然なだけでなく、副作用が起こるリスクも高くなるでしょう。

ヒアルロン酸注射(注入)による副作用

困る女性

ヒアルロン酸注入では、体質や治療内容によっては、副作用が起こる可能性があります。

内出血

ヒアルロン酸は、注射針を肌に刺すため、患部が内出血を起こす可能性があります。内出血は、治療直後よりも、翌日以降にあらわれやすいです。大体の方は数日、長くても2週間程度で薄くなります。

皮膚が薄い場所や、毛細血管が多い場所は、内出血が起こりやすい傾向にあります。目の周りやほうれい線は特にその傾向が強い部位です。

クリニックによっては、マイクロカニューレと呼ばれる先端が丸くなっている針での治療も可能です。マイクロカニューレは、通常の針よりも内出血が起こりにくいため、気になる方は使用の可否を、クリニックに確認してみてください。

腫れ・むくみ

ヒアルロン酸注入による刺激で、腫れ・むくみの症状があらわれる可能性があります。大体は3~4日で治まるケースが多いです。

もし腫れやむくみが気になっても、患部を刺激するのはやめましょう。擦ると症状が悪化する可能性があります。マッサージをしたい方は、症状が落ち着いてからがおすすめです。

また、血行をよくする行動も避けてください。入浴、激しい運動、飲酒などによって血行がよくなると、症状が悪化する可能性があります。治療後数日間は、できるだけ安静に過ごしてみてください。

痛み

ヒアルロン酸注入は、注射針を使用するため、痛みが生じる可能性があります。特に顔は腕よりも皮膚が薄いため、予防接種や採血と比較すると、チクッとした痛みを感じやすい可能性があるでしょう。

痛みが心配な方は、治療部位に局所麻酔を使用できるクリニックもあります。麻酔で治療中の痛みはある程度抑えられますが、麻酔が切れた後に、痛みを感じるケースもあります。万が一治療後に痛みが続く場合は、クリニックに相談してみてください。

違和感

ヒアルロン酸が皮下に注入されることによって、突っ張った感覚や違和感が出るケースがあります。初めて治療を受ける方は、ヒアルロン酸による変化に慣れていないために、違和感が生じることが多いです。

例えば、ヒアルロン酸注入を唇に打った場合、水が飲みにくいと感じることがあります。ヒアルロン酸注入後の違和感は、1週間程度で慣れる方が多いでしょう。

肌にヒアルロン酸が透けて見える(チンダル現象)

体内に注入したヒアルロン酸が、肌の上から透けて見える「チンダル現象」が起こることがあります。チンダル現象は、ヒアルロン酸を皮膚の浅い位置に注入してしまったことで起こる症状です。

目の下のクマ、たるみの治療をした際に、チンダル現象は起こりやすくなります。ファンデーションで隠れる程度のこともありますが、気になる場合はヒアルロン酸分解注射を打てば解消できるでしょう。

しこり

ヒアルロン酸を注入した場所にしこりができ、痛みや違和感が出るケースがあります。ヒアルロン酸注入後にしこりができる理由は、以下の3つが考えられます。

  • 注入したヒアルロン酸が塊を作った場合
  • 体内で異物反応を起こした場合
  • 不適切な深さに注入した場合

ヒアルロン酸注入前に、製剤を十分に混ぜなかった場合や、ヒアルロン酸の種類が適切ではなかった場合、皮下で塊を作るケースがあるでしょう。皮膚の浅い位置にヒアルロン酸を注入してしまった場合も、同様の症状が起こる可能性があります。

ヒアルロン酸は体内に元々ある物質ですが、稀に異物反応を起こす方もいるようです。体質によっては、赤みや腫れ、痛みが出ることがあります。

できてしまったしこりは、時間が経つと体内に吸収され、なくなる場合があります。ただし、しこりが大きかったり痛みが生じたりした際は、ヒアルロン酸を分解する処置が必要になることがあるでしょう。

感染

稀な例ですが、ヒアルロン酸を注入した際に「バイオフィルム」と呼ばれる菌膜ができてしまい、感染するケースも報告されています。感染が起こりやすいのは、下記の症状がある方です。

  • 病気で免疫力が低下している方
  • 重度の糖尿病の方
  • 顔に化膿したニキビが大量にある方
  • 慢性的な病巣感染がある方(副鼻腔炎・慢性扁桃腺炎など)

他にも持病がある方、免疫力が下がっていると思われる方は、治療の前に医師に相談してみてください。万が一感染した場合は、抗生剤を使った治療が必要になることがあります。

アレルギー反応

ヒアルロン酸はもともと体内にある物質のため、アレルギー反応が生じる可能性は低いです。しかし、わずかながらにアレルギー反応が起こった事例も報告されています。

アレルギー反応が生じた際は、かゆみやじんましんの症状が出ます。治療後すぐに症状が出る場合もありますが、数日後に気になり始める方もいるため、気づいた時点で医師に相談してください。

ヒアルロン酸注射(注入)によるリスクを避けるためのポイント

ポイントを伝える女性

ヒアルロン酸注入による副作用は、注入量や位置の判断を的確におこなえる医師であれば、避けられるケースが多いです。副作用のリスクを減らすためにも、クリニックや医師選びは非常に大切といえるでしょう。

副作用のリスクを避けるためには、以下の4つを意識してみてください。

  • 複数のクリニックでカウンセリングを受ける
  • 副作用のリスクについて説明してくれる医師に相談する
  • 体質について事前に伝えておく
  • アフターフォロー対応を確認する

リスクを避けるためのポイントについて、詳しく説明します。

複数のクリニックでカウンセリングを受ける

美容医療を受ける際、クリニックでカウンセリングをおこないます。カウンセリングは複数のクリニックで受けて、比較検討するのがおすすめです。医師を選ぶ際のポイントは、以下の例が挙げられます。

  • 要望を聞いた上で治療法を提案してくれるか
  • 実績が豊富か
  • 口コミサイトでの評判がいいか
  • 日本形成外科学会や日本美容外科学会に所属しているか

クリニックや医師の情報は、公式サイトやSNSで確認できることがあります。事前にヒアルロン酸注入の治療を得意としているか、チェックしておくといいでしょう。

副作用のリスクについて説明してくれる医師に依頼する

治療のメリットだけでなく、デメリットも説明してくれるクリニックや医師は、信頼できる場合が多いです。ヒアルロン酸注入は医療行為です。リスクをゼロにすることは難しいため、治療の副作用や日常生活への影響まで説明してくれるクリニックを選びましょう。

体質について事前に伝えておく

ヒアルロン酸注入は、体質や状況によっては、アレルギー反応が生じる可能性があります。自身の体質で不安な点がある方は、必ずカウンセリング時に伝えましょう。クリニックによっては、下記の方は治療を受けられない場合があります。

  • 妊娠・授乳中の方
  • ケロイド体質の方
  • 糖尿病の方

副作用のリスクを避けるためにも、必ず事前に申告してください。

アフターフォロー対応を確認する

ヒアルロン酸注入に限らず、美容医療は副作用が起こるリスクがあります。万が一トラブルが起きた際に、アフターフォローが受けられるのか、事前に確認しておきましょう

ヒアルロン酸注入の場合は、仕上がりが不自然になったときに「ヒアルロン酸分解注入は受けられるのか」「アレルギー反応が出た際の抗生物質は処方されるのか」などを聞いておくといいでしょう。また、早急にクリニックで処置してもらうためにも、自宅から通いやすい場所のクリニックを選ぶと安心できます。

ヒアルロン酸注射(注入)についてのQ&A

Q&A

ヒアルロン酸注入の治療について、よく聞かれる質問に回答します。

ヒアルロン酸注射(注入)は打ち続けるとどうなる?

ヒアルロン酸注入は、適切な量を適切な間隔で打てば、継続して受けられる治療です。ヒアルロン酸は、時間の経過によって体内に吸収されます。

ただし、副作用が起こるリスクが減るわけではありません。治療のペースを早めたり、大量に打ったりした場合、副作用が起こる可能性があります。医師と相談の上で、自分に合ったペースで治療をしてください。

ヒアルロン酸注射(注入)後にやってはいけないことは?

ヒアルロン酸注入後は、患部のマッサージと、血行がよくなる行動は避けるようにしてください。患部に圧を加えると、体内に注入したヒアルロン酸が移動し、必要ない部分に作用するケースがあります。

また、血行がよくなると腫れや内出血が起こりやすくなります。治療後数日間は、激しい運動や入浴、飲酒は避けるといいでしょう。

ヒアルロン酸注射(注入)を受けるなら品川美容外科!

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注入は、シワの改善や唇・涙袋などのボリュームアップに有効な治療です。治療時間が短く、ダウンタイムも抑えられますが、副作用が起こる可能性もあります。

副作用には、腫れ・内出血・アレルギー反応などが挙げられます。副作用のリスクを減らすためにも、治療を受けるクリニックは慎重に選ぶようにしましょう。

品川美容外科では、一人一人のお悩みに合わせて複数のヒアルロン酸を用意しています。治療には極細の針を使用し、痛みやダウンタイムを抑える工夫をしています。さらに、オプションで表面麻酔も使用可能です。経験豊富な医師が、あなたの症状に合わせて適切な治療を提案します。お気軽に無料カウンセリングにお越しください。

ヒアルロン酸特集

ヒアルロン酸注射(注入)の症例

レスチレン®リド :

シワのある箇所にヒアルロン酸を注入する治療。
28,280円(税込31,100円)~71,980円(税込89,970円)
【リスク・副作用】ハレ:2~3日位。 内出血:1~2日位。
問い合わせ:0120-189-900

※自由診療のため保険が適用されません

レスチレン®リフト™リド :

シワのある箇所にヒアルロン酸を注入する治療。
37,700円(税込41,470円)~47,120円(税込51,840円)
【リスク・副作用】ハレ:2~3日位。 内出血:1~2日位。
問い合わせ:0120-189-900

※自由診療のため保険が適用されません

文/品川美容スタッフ

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