「美容外科での治療に興味があるけれど、どんな方法がよいかのわからない」という人は多いでしょう。
美容整形外科にはたくさんの治療法があり、一つのお悩みに対していくつものアプローチ方法があります。そこで今回は、輪郭のタイプ別におすすめの治療法をご紹介します。
ぜひ治療法選びの参考にしてみてくださいね。
あなたはどれに当てはまる?輪郭タイプを見てみよう
ここでは、輪郭タイプを次の4つに分けてご紹介します。
丸顔タイプ
頬からあごまでが丸い形で、年齢を重ねてからもかわいらしく見られるタイプです。ただし、加齢にともなってたるみが目立つことがあるので、適切なケアは欠かせません。
面長タイプ
顔の縦幅が長いのが特徴。顔に脂肪がつきにくく、凹凸があまりありません。年齢を重ねると、ほうれい線が深く長く出やすいので、老けて見えることに悩む人もいます。
エラ張りタイプ
頬からあごにかけてのラインが角ばっているタイプ。エラが張っている分、顔が大きく見えてしまうことに悩む人が多くいます。また、頬が高い一方で、鼻やあごは小さいという傾向もあります。
逆三角タイプ
頭の上半分が広く、頬やあごのラインはシャープで細いことが特徴です。クールな印象を持たれやすいタイプです。
あなたはどのタイプに当てはまるでしょうか?実は、輪郭のタイプによってお悩みの傾向にも違いがあります。そこで次から、タイプ別に多いお悩みとおすすめの治療法をみていきましょう。
輪郭タイプ別!お悩みとおすすめの治療法(1)丸顔タイプ
かわいらしく見える丸顔タイプですが、次のような悩みを抱える人もいます。
・頬が高いところから、相対的に鼻が低く見えてしまう
・顔の重心が額にある分、あごが小さく見える
・頬に脂肪がついているように見えたり、年齢とともに頬のたるみが目立つようになる
そんな丸顔タイプにおすすめの治療は、以下です。
ヒアルロン酸の注入
しわやほうれい線の治療法として有名ですが、特定の部位にボリュームを出す際にも用いられます。丸顔タイプの場合、あごに注入するとシャープな印象に変えることができますし、鼻筋を高く見せたい場合にも有効です。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射とは、専用の薬剤を注入し、脂肪細胞の分解を促す注射です。溶解した脂肪細胞は、汗や尿などともに排出されます。脂肪細胞の数自体を減らせるので、リバウンドなどの心配がないことがメリットといえます。体用のほか、顔用の注射もあり、頬や二重あご、フェイスラインなどの気になる部分に打つと、すっきりとした印象に変えることができます。
HIFU(ハイフ)
HIFUとは、「High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波療法)」の略で、お肌のリフトアップや引き締めなどを目的に行われます。専用の機器を用いて肌に熱エネルギーを照射し、コラーゲンの生成などを促します。
引き締めを目的とした治療法は他にもたくさんありますが、肌のより深いところにある筋膜にまでエネルギーを到達させられる点が、HIFUの最大の魅力。これによって、肌を土台から引き締めることが可能になります。丸顔タイプの場合、適切なケアをしていないとたるみが目立つことがありますが、その解決策の一つとして、HIFUがおすすめです。
輪郭タイプ別!お悩みとおすすめの治療法(2)面長タイプ
顔の縦幅が長い面長タイプは、次のような悩みを抱える人がいます。
・ほうれい線が目立ちやすく、老けた印象を与えやすい
・凹凸が少なく、顔に立体感が出にくい
そんな面長タイプにおすすめの治療法は、以下です。
ヒアルロン酸の注入
ほうれい線が気になる部位に打つと、溝の部分がふっくらしてしわが目立ちにくくなります。また、頬などのこけた部分にヒアルロン酸を注入すると、ボリュームがアップして、より若々しい印象を与えることができます。
溶ける糸の挿入(糸リフト)
フェイスラインなどに専用の溶ける糸を入れる治療法です。リフトアップ効果はもちろん、血流の改善やコラーゲンの生成などの効果も期待できます。お肌のハリやツヤを取り戻したい人や、肌質を改善したい人にもおすすめです。
輪郭タイプ別!お悩みとおすすめの治療法(3)エラ張りタイプ
エラが目立ってしまうタイプの人は、次のような悩みを抱えがちです。
・顔が大きく見える
・頬の位置が高い分、相対的に鼻やあごが小さく見えてしまう
そんなエラ張りタイプには、次の治療法がおすすめです。
ボツリヌス注射
エラが張っている原因はいくつか考えられますが、フェイスラインの筋肉(咬筋)が発達していることが影響している場合も。ボツリヌス注射には、筋肉の緊張を和らげる作用があり、発達した咬筋に打つと、エラ張りを目立ちにくくすることができます。
ヒアルロン酸注入
鼻が小さく見えてしまう人には、ヒアルロン酸の注入がおすすめです。気になるパーツをボリュームアップすることで、理想的なバランスに近づけることができます。
輪郭タイプ別!お悩みとおすすめの治療法(4)逆三角タイプ
あごのラインがシャープですっきりとした印象の逆三角タイプ。バランスの良い顔ともいわれますが、次のような悩みを抱える人がいます。
・ほうれい線が目立ちやすい
・頬や耳の前あたりがこけやすい
そんな逆三角タイプにおすすめの治療法は以下です。
ヒアルロン酸の注入
面長タイプと同じように、ほうれい線が目立ちやすい逆三角タイプの場合には、ヒアルロン酸の注入が有効です。注入されたヒアルロン酸は、半年ほどで体内に吸収されていきます。治療時間やダウンタイムが短く、メスも使わないので、美容医療がはじめてという人にも人気です。また、ヒアルロン酸にはいくつかの種類があり、頬などのボリュームアップが目的の場合には、より持続性の高いものが用いられることがあります。
溶ける糸の挿入(糸リフト)
「面長タイプ」のところでもご紹介したように、溶ける糸を挿入する治療法では、リフトアップや血流改善、コラーゲンの生成促進といった効果が期待できます。逆三角タイプの場合、年齢とともにほうれい線や頬などのこけが目立ってきて、老けた印象を与えやすいのですが、こうした症状を遅らせるためには、早めに治療を開始するほうが良いでしょう。
迷ったときは専門医に相談を
今回は輪郭タイプ別におすすめの治療法をご紹介しましたが、顔の特徴やお悩みは千差万別。自分に合う治療法を見つけるためには、やはり専門医の診察を受けることが近道です。
また、各治療法に期待できる効果や治療期間、ダウンタイムの長さ、治療によって生じる生活への影響などはさまざまです。最近は、インターネットでも治療に関する情報を手に入れることができるようになっていますが、疑問点や不安なことがある人は、美容外科などで、専門医に直接聞いてみてくださいね。
まとめ
- 輪郭タイプは大きく4つに分けることができる
- 丸顔タイプは、頬からあごまでが丸い形で、年齢を重ねてからもかわいらしく見られることが多い
- 面長タイプは、顔の縦幅が長いのが特徴で、顔に脂肪がつきにくく、凹凸があまりない
- エラ張りタイプは頬からあごにかけてのラインが角ばっているタイプ
- 逆三角タイプは、頭の上半分が広く、頬やあごのラインはシャープで細いことが特徴
- 輪郭のタイプによって悩みの傾向やおすすめの治療法にも違いがある
- 丸顔タイプに多いお悩みとして、相対的に鼻が低く見えてしまうこと、顔の重心が額にある分、あごが小さく見えること、頬に脂肪がついているように見えたり、年齢とともに頬のたるみが目立つようになることなどが挙げられる
- 丸顔タイプにおすすめの治療法は、ヒアルロン酸注入、脂肪溶解注射、HIFUなど
- 面長タイプに多いお悩みとして、ほうれい線が目立ちやすく老けた印象を与えやすいことや、顔の凹凸が少ないことなどがある
- 面長タイプにおすすめの治療法は、ヒアルロン酸注入、溶ける糸の挿入(糸リフト)など
- エラ張りタイプに多いお悩みとして、顔が大きく見えることや、頬の位置が高い分、相対的に鼻やあごが小さく見えてしまうことが挙げられる
- エラ張りタイプにおすすめの治療法は、ボツリヌス注射、鼻やあごへのヒアルロン酸注入など
- 逆三角タイプに多いお悩みとして、ほうれい線が目立ちやすいことや、頬や耳の前などがこけやすいことがある
- 逆三角タイプにおすすめの治療法は、ヒアルロン酸注入、溶ける糸の挿入(糸リフト)など
- 顔の特徴やお悩みは千差万別なので、実際にクリニックなどで相談してみるほうがよい
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