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肌のたるみや、頬、顎まわりの脂肪、気になりませんか?小顔になりたい時、美容外科などで受けられる代表的な治療法には「糸リフト」や「HIFU(ハイフ)」があります。

それぞれのメリット・デメリットを押さえ、違いを知りましょう。

ニーズの高まるリフトアップ

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年齢と共に気になってくる、お肌のたるみ。さらに近頃はマスクの手放せない生活や人と会って話す機会が減っていることも加わって、気づいたらほうれい線や二重アゴがくっきり!と驚く人が増えています。

そのような中で、今ニーズが高まっているのが「リフトアップ」。リフトアップの効果を謳ったスキンケア用品やマッサージグッズも数多く登場しています。ただし、セルフケアではなかなか変化を感じられないという方も多いのではないでしょうか。

確実に憧れの小顔を目指したい時、美容外科などで受けられる治療法の一つには「切開リフトアップ」という施術があります。これは皮膚にメスを入れ、皮膚を引っ張った状態で縫い合わせて固定する方法で、長期間リフトアップ効果を維持できる一方、ダウンタイムや傷跡が気になるといった懸念点がありました。

しかし今、体への負担が少ない施術方法として注目されているのが、「糸リフト」や「ハイフ」です。

「糸リフト」とは

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糸リフトは、特殊な糸を皮膚の下に通すことで、体にメスを入れず気になる部分をリフトアップできる治療法です。治療に使われる糸には、細かいトゲのようなものがついていて、時間が経つと体内に吸収されます。その糸で皮膚の下の組織を引っ掛け、たるみを土台部分から持ち上げることで、フェイスラインがシャープに整えられる仕組みです。

さらに、糸リフトはリフトアップだけでなく、「美肌づくり」の効果も期待できます。糸リフトを挿入すると、その刺激によって血流が改善し、皮膚内の細胞も活性化します。すると、若々しい肌に必要不可欠な、コラーゲンやエラスチンの生成が促され、肌のハリや弾力、潤いもアップさせることができるのです。

まだまだ若いと思いがちな20代から、肌の老化は始まっています。紫外線や生活習慣の乱れなども関わって、誰しもたるみは少しずつ進行していきますが、肌老化が本格化する前に糸リフトなどの施術を取り入れた方が若々しい状態をキープしやすくなると言われています。

糸リフトのメリット・デメリット

美肌アモーレ :

溶ける糸を挿入してたるみを引き上げ肌質を改善する施術。
【価格】93,500円~486,200円(税込)
【リスク・副作用】ハレ/痛み:2日~1週間位。内出血:1~2週間位。針跡:数日~1週間位。

糸リフトの実際の施術は、およそ20〜30分程度。事前に局所麻酔、笑気麻酔で麻酔をかけた上で、処置が行われます。処置後の抜糸や通院は必要ありません。糸リフトは切開リフトアップなどと比較し、ダウンタイムが短い点が大きなメリットの一つ。施術後、多少の腫れや痛みが生じることはありますが、通常2日〜1週間程度で軽快します。

また、1週間程度は内出血が見られたり、赤い点状の針穴が残ることもありますが、メイクでカバーできるため、日常生活に大きな支障はないでしょう。腫れや治療跡は最小限に抑えつつ、リフトアップと美肌効果の両方を期待できる点は糸リフトの魅力です。

ただし、糸リフトのリフトアップ効果は永続的なものではありません。糸は挿入後ゆっくりと吸収されていきますので、糸リフトを検討する際はその点に留意しておきましょう。

美肌アモーレ

清水 医師

糸リフトは素材や技術の進歩によって、以前より施術中・施術後の痛みやダウンタイムが少なくなり、よりお気軽に受けられるようになりました。

 

「HIFU(ハイフ)」とは

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一方「HIFU(ハイフ)」とは、「High Intensity Focused Ultrasound」の略称で、「高密度焦点式超音波療法」を意味します。超音波の熱エネルギーを加え、そのダメージを修復するためにコラーゲンの生成や修復が起こる反応を利用したもので、肌表面へ直接的な負担を与えることなくリフトアップが叶う、切らないリフトアップ治療機器とも言えます。

皮膚は、表皮、真皮、皮下脂肪の3層で形成されていますが、その下には、SMAM層と筋肉層からなる深い層があります。ハイフは悩みに合わせて、幅広い層にアプローチすることが可能です。

深い部分にあるSMAS層は、皮膚を支える重要な役割を担っている筋膜です。その部分に熱の刺激を与えると、たんぱく質が凝縮されて細胞が引き締まり、リフトアップ効果や小顔効果が期待できます。また、浅い層へのアプローチは目元の小じわ改善、さらに肌のハリや弾力アップといったさまざまな効果を期待できるのが、ハイフ治療です。

HIFU(ハイフ)特集

HIFU(ハイフ)のメリット・デメリット

医療ハイフ(HIFU)第3世代タイタン :

超音波によるタルミ改善治療。
【経過日数】フェイスライン施術1週間後。
【価格】16,500円~29,800円(税込)
【副作用・リスク】赤み、むくみなどヒリヒリとする痛みが数時間、筋肉痛のような痛みが1週間ほど。
お問い合わせ:0120-189-900

ハイフ機器には多くの種類があり、美容外科などで使われる医療機器からエステサロンなどで使われる出力を抑えたタイプまでさまざまです。基本的に腫れなどのダウンタイムはほとんどなく、施術後からメイクも可能です。

施術内容や出力の程度によっては、2〜4週間程度、筋肉痛のような痛みが残ることもありますが、時間と共に軽減します。また施術の痛みもほとんどの場合、我慢できる程度ですが、心配な場合は事前に相談したり、麻酔クリームなどを希望することも可能です。リフトアップをしたいけれど痛みが苦手、糸リフトは少し不安といった場合、ハイフは受けやすい施術といえるでしょう。

ただし、起こり得るデメリットとして、肌が乾燥する、紫外線の影響を受けやすくなるといった点もあります。施術後は入念に保湿し、紫外線対策も怠らないことが重要です。またハイフの効果を最も感じられるのは、施術後1〜3ヶ月経過してからと言われます。その効果は永続的ではありませんが、複数回受けると効果が長持ちするため、3ヶ月〜半年に1回程度の施術をすすめられることもあります。

第3世代医療用ハイフ(第3世代タイタン)

糸リフトとHIFU(ハイフ)の選び方

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ここまで糸リフトとハイフについては、それぞれの特徴やメリット・デメリットについてお伝えしてきました。リフトアップを目指す人にとって、どちらも魅力的な方法ですが、その治療内容や費用は施設によって大きく異なります。また妊娠中・授乳中の人や、ペースメーカーが入っている人、アトピー体質の人、などは治療が受けられない場合もあります。

リフトアップのための施術を希望する場合は、まず信頼できる美容外科などを見つけ、しっかりとカウンセリングを受けましょう。自分の肌の悩みを伝え、納得できる治療法を選択することが大切です。

清水 医師

どちらかを受けていただくだけでも引き上げ・引き締め効果は期待できますが、おすすめの受け方は「年1回の美肌アモーレ&年1〜2回のハイフ」です。
また美肌アモーレに比べるとハイフはダウンタイムが少ないので、受けられるタイミングによってうまく使い分けている方も多いです。

まとめ

  • 年齢と共に肌のたるみが気になり、リフトアップをしたいと考える人は多い
  • 切開リフトアップは、ダウンタイムや傷跡が気になるといった懸念点がある
  • 糸リフトは特殊な糸を皮膚の下に通し、体にメスを入れずリフトアップできる治療法
  • 糸リフトを挿入すると、血流が改善し皮膚内の細胞が活性化するため美肌効果も得られる
  • 糸リフトのダウンタイムは切開リフトアップより短く、日常生活への支障が少ない
  • 糸リフトの効果は永続的なものではない
  • ハイフ(HIFU)は、超音波の熱エネルギーを用いたリフトアップ治療である
  • ハイフは悩みに合わせて皮膚の幅広い層にアプローチできる
  • 肌への負担が少ないハイフは、痛みなどが不安な人にとって受けやすい治療法
  • ハイフの効果を長持ちさせるためには、複数回施術を受けることが必要
  • リフトアップ治療を希望する場合は、カウンセリングを受け納得できる方法を選ぶことが重要
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この記事の監修ドクター

品川スキンクリニック 品川本院
清水 脩介医師

  • 日本美容外科学会会員
  • 日本美容外科学会認定 美容外科専門医(JSAS)
  • アメリカ心臓協会ACLSプロバイダー
  • 日本外傷診療研究機構JATECプロバイダー
  • サーマクール認定医
  • VST認定医
  • ジュビダームビスタ®認定医
  • ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
  • ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
  • ガルデルマ社 アナトミーマスタークラス2019
監修/清水 脩介 文/品川美容スタッフ

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