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「エラが張っていて顔が大きく見える」「ベース顔をシャープにしたい」。

そんなお悩み改善にぴったりなのが、「プチ小顔術」とも呼ばれる「ボツリヌス・トキシン注射」です。切らずに小顔を手に入れることができるプチ小顔術について、詳しく解説します。

ボツリヌス・トキシン注射とは?

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今回ご紹介する「ボツリヌス・トキシン注射」は、ボツリヌス菌によって産生される天然のたんぱく質から抽出された「ボツリヌス・トキシン」という名の成分を用いる注射です。「菌」と聞くと、体に悪影響がないのか気になりますが、ボツリヌス菌に感染する危険はなく、安全性の高い注射剤です。

ボツリヌス・トキシンには、筋肉の収縮を弱めたり、交感神経の働きをブロックする作用があり、さまざまな病気の治療や美容医療で活用されています。

ボツリヌス・トキシン注射で小顔になる仕組み

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エラが張っているベース顔といったお悩みは、生まれ持った骨格が関わっている面もありますが、筋肉の発達も原因の一つです。エラの部分には「咬筋(こうきん)」と呼ばれる筋肉があり、奥歯を強く噛みしめることが習慣になっていたり、歯ぎしりをしていると必要以上に発達してしまいます。そのためエラが張って、顔が大きく見えてしまうことがあるのです。

そこで、咬筋にボトリヌス・トキシン注射を打つことで、筋肉の収縮が弱まりエラの張りが緩和されます。注射の効果があらわれてくるのは、注入後3週間〜1ヶ月程してから。徐々に効果がでてくるため自然と痩せたように顔の輪郭がシャープになり、小顔にみせることができます。

ボツリヌス・トキシン注射の種類

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ボツリヌス・トキシンの製剤にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。治療の選択肢となる代表的な製剤は、次のようなものです。

アラガン社ボツリヌス注射

米国アラガン社の製剤で、厚生労働省とFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けています。長年の臨床実験と世界60ヶ国以上の使用実績があり、安全性が高く評価されています。

アラガン社ボツリヌス注射

メディトックス社「ニューロノクス®」

韓国メディトックス社の製剤で、韓国KFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)の承認を受けています。アラガン社のボツリヌス注射と同等の効果を期待できますが、ジェネリック医薬品に相当するため、料金が比較的リーズナブルになります。

ニューロノクス®

メディトックス社「コアトックス®」

ニューロノクス®と同じく、韓国メディトックス社の製剤です。通常のボツリヌス・トキシン製剤と比較し、耐性がつきにくく注入を繰り返しても効果が落ちづらいため、「次世代のボツリヌス・トキシン」と期待を集めています。また、安定剤によって薬物反応などが最小限に抑えられているため、アレルギー反応を起こすリスクが低いという特徴もあります。

施術の際は、これらの製剤の中から、医師の診察をもとに適切なものが選択されます。

コアトックス®

プチ小顔術、施術の流れ

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はじめに、医師によるカウンセリングが行われます。そこで悩みの箇所を確認し、症状に合わせて注入量や注入範囲を決定していきます。「イメージと違った」ということにならないよう、希望を伝え不明点は必ず確認しましょう。施術にかかる時間は5〜10分程度で、極細針を使用し丁寧に注入されます。痛みが不安な場合は、麻酔クリームの使用を希望することもできます。

術後は、すぐにメイクも可能となり、日常生活への制限はありません。ただし、顔を強くマッサージしたり、こすったりすることは控えましょう。まれに注入した部分が腫れることがありますが、徐々に軽減します。また多少の内出血が起こる可能性もありますが、メイクでカバーできる程度です。

メスを使用する整形術に比べて、注射で行うプチ小顔術は、このように傷跡が目立たず、痛みや腫れといったダウンタイムが少ない点が大きなメリットです。ダウンタイムをカバーするための休みを取りづらい方やまわりに気づかれず治療を受けたいという方にとって、嬉しい選択肢と言えるでしょう。

ボツリヌス注射特集

プチ小顔術を受ける際の留意事項

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先にもお伝えした通り、プチ小顔術の効果がでるのは、施術後3週間〜1ヶ月程度経ってからです。その後も、なるべくガムや固いものを積極的に食べることは控えた方が、小顔をキープできます。初回の場合、持続期間は3〜4ヶ月程度ですが、回数を重ねるほど長くなり安定して効果がでるため、最長6ヶ月程度キープできると考えられています。いずれにしても、効果が永久的に続くものではないため、理想の状態を保つためには施術を継続することが必要です。

また、プチ小顔術は妊娠・授乳中の方、神経筋障害のある方、特定の薬を服用している方などは、適応とならない場合があります。さらに男女とも、投与中及び投与後は一定期間の避妊が必要となるため、あらかじめ注意事項を確認しましょう。

プチ小顔術は、体に大きな負担をかけず憧れの小顔を手に入れることができる画期的な施術です。興味がある方は、まずカウンセリングで自分の希望に合うか相談してみましょう。

まとめ

  • プチ小顔術は、ボツリヌス・トキシン注射を用いる切らない施術
  • ボツリヌス・トキシンはボツリヌス菌によって産生される天然のたんぱく質から抽出された成分で安全性が高い
  • ボツリヌス・トキシンには、筋肉の収縮を弱めたり、交感神経の働きをブロックする作用がある
  • エラの部分にある咬筋が発達していると、エラが張っているようにみえる
  • 咬筋にボツリヌス・トキシン注射を打つと、筋肉の収縮が弱まりエラの張りが緩和され徐々に小顔になる
  • ボツリヌス・トキシンの製剤にはいくつかの種類があり、適切なものが選択される
  • プチ小顔術の施術時間は5〜10分程度で、ダウンタイムも短い
  • 施術初回の持続期間は3〜4ヶ月程度だが、回数を重ねるほど安定して効果がでる
  • プチ小顔術には留意事項もあるため、カウンセリングで不明点を確認し、納得して治療を決定することが大切
文/品川美容スタッフ

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