イエローベースの肌に似合う色とは?世の中には、さまざまな色が溢れていますが、パーソナルカラー診断では、すべての色は、「ブルーベース」か「イエローベース」のどちらかに分けられると考えられています。では、ご自分の「肌、髪、瞳」などは、どちらに属するのでしょうか。ここでは、イエローベースについて見ていきましょう。
「イエローベース」はどうやって決まる?
そもそも、身体の色は、どのように決まるのかご存知ですか?>
肌や髪、瞳の色は、おもに「メラニン」と「ヘモグロビン」という2つの色素で決まります。メラニンは、皮膚組織だけでなく、髪の毛や瞳にも含まれています。
(1)メラニン
メラニンは、身体を紫外線から守る重要な役割があり、この役割は肌の色へ影響を与えています。
一般的には、「フェオメラニン」と「ユーメラニン」という2つが混ざったもの(混合体)をメラニンといいます。そして、これらの比率によって肌の色も髪の色も決まります。たとえば、白人では、黄色~赤系のフェオメラニンの量が多く、黒人では黒褐色であるユーメラニンが多くなります。髪も人種によって色の違いがありますが、黒髪はユーメラニン、金髪は黄色のフェオメラニン、赤毛は、赤色のフェオメラニンとユーメラニンが混ざって色を成しています。
(2)ヘモグロビン
血液中の色素であるヘモグロビンは、体温や精神状態で変化しやすく、ヘモグロビンの量が多くなると、赤みがかった肌になります。
このように、人種によってまず大きく身体の色の傾向が決まり、そのなかでも個人差がでるというわけです。私たちに日本人は、黄色人種と呼ばれることから、パーソナルカラーが「イエローベース」になると思われがちですが、そうではありません。肌の色が黄よりの人もいれば、青よりの人もいますし、血色や唇、髪や瞳の色も影響します。
イエローベースとはどんな状態?
あなたは、以下の項目に当てはまりますか?半数以上のチェックがついた人は、自分が「イエローベース」である可能性があります。
ただし、パーソナルカラーは自己判断しにくい場合もあります。髪の色、目の色、肌の色を確認するときは、オレンジや黄色の照明の下、青みのある蛍光灯の下は避け、日中の自然光の中での色で確認してみましょう。
・手のひらが黄色やオレンジががかって見える
・髪の色は、もともと茶系である
・目の色は、茶か茶に近いこげ茶系である
・日に焼けた時、赤くなるのではなく小麦色の肌になる
・手首の血管の色が緑色に見える
・ゴールド系のアクセサリーを身につけることが多い
イエベ春(Spring)タイプとは
黄味が強く明るめの色(イエローベース)で、瞳の色は明るい茶色。
フルーツをイメージさせるコーラルピンクやアップルグリーンなど、明るくビビットな色味が良く似合います。
この系統の色が似合う人は、元気で可愛らしい印象に見えます。
芸能人では、上戸彩さん、本田翼さんがこのタイプです。
このタイプはもともと血色が良い方が多いため、チークは大きめのブラウンでふんわり入れ、リップはコーラル系のツヤのあるタイプを選ぶと自然な血色が出ます。
明るい色のアイシャドウが良く似合いますが、腫れぼったくなりがちなので、目のキワは濃いカラーを使ってまとめあげるのがポイントです。
くすみが気になる方は、あえてピンクのコントロールカラーを仕込むことでファンデーションと調和し、ワントーン明るい素肌感を演出できるので、是非試してみてください。
明るいパステルカラーのブラウスやニット、デニムなどのカジュアルなコーディネートも良く似合います。ゆるっとしたブラウスやカーディガンもおすすめのアイテムです。
明るい色が似合うので、ボトムスにデニムなどの暗い色を持ってくる場合は、トップスに明るい色を合わせるのを意識してみてください。
イエベ秋(Autumn)タイプとは
黄味が強く暗めの色(イエローベース)で、瞳の色がダークブラウン。
秋の紅葉イメージさせるマスタードオリーブなど、テラコッタカラーが良く似合うこのタイプは、健康的で落ち着いた女性の印象に見えます。
芸能人では、長谷川潤さん、中村アンさんがこのタイプです。
このタイプの方は、オークル寄りの暗めの肌色で健康的なイメージなので、しっかりと作り込んだメイクも良く似合います。
ブラウンのアイライナーをしっかりと引くのも良いですし、オレンジブラウンのアイシャドウをアイホール全体に入れるのもおすすめです。
目もとを強調する場合、リップは少し控えめなベージュを合わせると、全体のバランスが取れます。
コーディネートにはアースカラーを選ぶと良いでしょう。ワンピースやトレンチコートなどにローファーを合わせたり、マニッシュなスタイルがオススメです。
顔周りにカラフルな色を持ってくると顔映りが明るく見えるので、スカーフを巻いたり小物で色をプラスすると良いでしょう。
イエローベースの肌に似合う色とは?
パーソナルカラーでは、自分と「調和」する色が、魅力を一番引き出してくれる似合う色だと考えられています。そのため、イエローベースの肌の色の人は、ファッションやメイクに「黄よりの色」を選ぶと、自分の特徴と調和して、色だけが浮くことがなく、まとまり感がでます。
イエローベースの方は、黄色系統の色は基本的になんでも似合います。ですが、レモンイエローは青みがかった色になるため、おすすめではありません。
赤系であれば、スカーレットやオレンジ、コーラルピンクやサーモンピンクなどが黄みよりの色で、フューシャピンクやローズピンクは青みよりの色です。
青系であれば、青みが強いネイビーなどよりも、黄みが強い緑に近い青の方が似合うといえます。ターコイズブルーやカーキ、ブラウン系の色も黄みが強い色です。
イエローベースのなかでも、色の明るさなど、より細かいカテゴリー分けもあります。興味がある人は、パーソナルカラー診断士に、対面で直接診断してもらうこともできますから、試してみてもいいかもしれません。
イエローベース:まとめ
- すべての色は、「ブルーベース」か「イエローベース」に分けられる
- 身体の色は、おもに「メラニン」と「ヘモグロビン」という2つの色素で決まる
- イエローベースの人は、黄みよりの色が調和する
- 赤系であればスカーレット、オレンジ、コーラルピンク、サーモンピンク、青系であればターコイズブルー、カーキ、ブラウンなどが似合う
- イエローベースのなかでもより細かいカテゴリー分けもある
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