他の人が美容に関してどういう悩みを持ち、どう解決しているのか?また、美容への意識が高い人がどんなことを行っているのか、興味はありませんか?今回は、実際のアンケート調査をもとに、女性の美容の悩みや解決法についてみていきます。
9割近くの女性が「見た目は大事」だと回答!
今回は、首都圏(東京、千葉、埼玉、神奈川)に住む女性600人を対象に、一般生活者(※)と美容医療の経験者の2グループに同じ質問をして調査を行いました。
※一般生活者…上記エリア在住の女性30~60代、世帯収入800万円以上(60代以上は条件なし)で、化粧品にかけるお金が月に5000円以上
美容に関する意識や考え方、トップ3はこれ
1位:「見た目は大事だと思う(87.5%)」
2位:「『若い』『きれい』と言われると嬉しい(86.8%)」
3位:「美容整形は大げさなイメージがあり、敷居が高い(75.0%)」
「美容に関する意識や考え方」に関して質問をしたところ、結果は次のようになりました。
見た目の大切さやそれを褒められることに喜びを感じる一方で、美容整形に対しては抵抗感を持っている人が多いことがわかります。
また、美容医療の経験者に同じ質問をしたところ、上位3つは同じものが並びました。一方で、美容整形に対する敷居の高さや不安感を感じる人がより少ない、肌への不満度が高いなど、美容意識や対処法・予防法としての美容医療への考え方に、一般生活者との違いがあることが明らかになりました。では、美容に関する悩みへの対処法や予防法には、どんな違いがあるのでしょうか?
顔(肌)トラブルにはスキンケア&メイクでカバーが鉄板
「顔(肌)の悩みへの対処法」を聞いたところ、次のような結果になりました。
顔(肌)の悩みへの対処法トップ3
1位:悩み・トラブルに効果のあるスキンケア化粧品を利用(63.7%)
2位:悩みを隠すためのメイクアップ化粧品を利用(35.5%)
3位:エステティックサロンを利用(14.5%)
これを年代別に見ると、若い年代ほど何らかの対処法を持っている人が多く、30代で「とくに何もない」と答えた人は3.6%にとどまりました。
一方、美容医療を経験したことのある層は、順位自体は一般生活者の結果と同じでしたが、「エステティックサロンを利用」「悩み・トラブルに合ったサプリメントや健康食品を購入・利用」「美容皮膚科を利用」が一般生活者に比べてそれぞれ10%以上高いという結果になりました。
この結果から、美容医療を経験したことのある人はスキンケアやメイクアップに加えて、さまざまな方法で顔(肌)の悩みに対処をしていることがわかります。
また、予防法に関する質問に対しては、全体では「食生活に気をつけている(37.5%)」が最も多く、次いで「十分な紫外線対策を行っている(34.0%)」「自宅で顔のマッサージをしたり、表情筋を鍛えている(31.1%)」という結果になりました。
とりあえず運動で解決?肌以外の悩みにはセルフケア、が多数派
「同調査では、肌以外の悩み(鼻が低い、鼻の形がよくない、一重まぶた・目やまぶたが腫れぼったい、目が小さい、目の形がよくない、エラ・顔の大きさが気になる)への対処法についても質問し、対処法よりも予防法を実践している人が多いことがわかりました。
顔(肌以外)の悩みの対処法トップ3
1位:「新陳代謝をよくするために、ヨガなどの運動・スポーツをしている(27.1%)」
2位:「食生活に気をつける(26.2%)」
3位:「自宅で顔のマッサージしたり、表情筋を鍛えている(24.3%)」
これに対して、美容医療の経験者は「食生活に気をつけている(35.2%)」が最も多く、食生活に対する意識がより高いことがわかりました。
顔以外の部位の悩みに対する対処法・予防法
「顔以外の部位に対する悩み(毛深い・むだ毛が多い、首のシワやたるみが気になる、バストが小さい、二の腕が太い・太さが気になる、お腹やおしりのたるみや脂肪が気になる)」への対処法として、一般生活者で最も多かったのは、「悩み・トラブルに効果のあるスキンケア化粧品を利用(12.5%)」でした。
一方、美容医療の経験者は、「エステティックサロンを利用(17.6%)」が最も多く、一般生活者より10%以上多いという結果になりました。美容医療を経験した人は、セルフケアだけでなく、より専門的なケアによって対処する傾向があることがわかります。
また、予防法に関して一般生活者に尋ねたところ、次の結果になりました。
顔以外の部位に対する悩みの予防法トップ3
1位:「食生活に気をつける(31.5%)」
2位:「新陳代謝をよくするために、ヨガなどの運動・スポーツをしている(27.7%)」
3位:「水分をこまめにとる(23.4%)」
この結果を年代別に見ると、30代は各対処法で全体の値を上回っているものが多くみられます。加えて、年代が高いほど、「とくに何もしていない」と答える人の割合が増えていて、年齢と予防意識に関係があることが推測されます。
また、美容医療の経験者に同様の質問をしたところ、上位3つに関しては一般生活者と同じ結果になりましたが、1位と2位はそれぞれ38.9%、36.7%で、どちらも5%以上多いことがわかりました。食事と運動の割合が同じくらいであることから、食事だけでなく、運動も積極的に行い、予防に努めていることが伺えます。
今回のアンケートから、年代や美容医療の経験の有無によって、美容への価値観、対処法、予防法に違いがあることが明らかになりました。とくに、美容医療を経験したことのある人は肌への不満度が高く、積極的に対処や予防をしていると考えられるでしょう。
理想が高い人ほど、美容医療も上手く取り入れているよう
アンケート調査の結果から、見た目の大切さやそれを褒められることを嬉しいと感じる人はとても多い一方で、美容医療・美容整形に対する敷居の高さを感じている人も一定数いることがわかりました。
特徴的だったのは40代以下で、メスを使わない美容医療には関心がある、という人が半数以上でした。また、美容医療を経験したことのある人は、美容整形に対する敷居の高さを感じる人がより少なく、また肌への不満度が高い人、つまり理想が高い人であるといえそうです。
顔(肌)の悩みの対処法として最も多いのは、もっとも手軽なスキンケア化粧品の利用が多かったのですが、美容医療の経験者に限定すると、エステティックやサプリメント、美容皮膚科を利用するなど、より積極的な対処法をとっていることがわかりました。
それぞれの悩みの解決法の選択肢のひとつとして美容医療や美容整形を考える方は、40代以下の世代を中心に増加傾向にあります。今後は、美容クリニックへ通うことへのハードルはこれまで以上に低くなっていくのではないでしょうか。
category
顔
肌
ボディ
その他