「若見え30代」の共通点は「アゴ」でした！

老け顔・たるみの意外な原因とは？

老けた印象を与える原因の一つに「たるみ」が挙げられます。皮膚自体は加齢により120%まで緩むと言われており、皮膚自体が伸びて重力により下がることでたるみが生じます。

また、年齢を重ねると、顔の骨が萎縮していくことはご存知ですか？骨の萎縮によって小顔になるの？と思いきや、実はその逆。
骨が萎縮すると、余った皮膚や靭帯のゆるみが生じ、皮膚が垂れて「たるみ」になると、顔の面積はより大きく見えてしまいます。
さらに、アゴを形成する下顎骨（かがくこつ）も加齢によって先端部分が平坦になり、尖が失われていきます。その結果、フェイスラインは丸みを帯び、そこに緩んだ皮膚が重なることで卵型だったお顔がブルドッグのような四角型になってしまうのです。

フェイスラインは顔の印象を左右する

若々しい顔の印象にはフェイスラインがかなり影響しているのです。若い頃は誰しもが卵型のキュッと引き締まったお顔をしていても、前述したような要因から少しずつ顔がたるみ、フェイスラインが崩れていくと「顔のパーツは変わりないのに、なんとなく老けた」「垢抜けない」といった印象になっていくようです。

特にアゴ周りのラインには、ほほ、アゴ、アゴ下の全ての皮膚のたるみが影響するため、老けた印象を与えやすくなってしまいます。
マスクをしたり、顔の写真の下半分を隠してみたときに「まだ若い！」と感じる方は、このフェイスラインの緩み、たるみを整えるだけで、若々しい印象を取り戻すことができます。

自分でできる！アゴのたるみ予防

アゴのシャープなラインを「Vライン」と言います。このVラインをスッキリした状態でキープするためには、マッサージが有効です。

アゴスッキリ！マッサージ　下準備編

下準備として、脇〜鎖骨〜首の順にほぐしていきます。顔のケアだけではなく、上半身のリンパを流しやすくしておくことが大切です。

①脇の下をつまんでほぐします。右脇の下に左手を添え、親指以外の指と親指とでつまむようにしてマッサージします。終わったら逆側もしっかりと。

②左右の鎖骨のくぼみを内から外へ流すようにマッサージします。

③左右の首筋をつかんで上から下にほぐすようにマッサージします。

いずれも、爪を立てないように注意して行なってください。滑りを良くするため、マッサージオイルやクリームを利用すると良いでしょう。

アゴスッキリ！マッサージ　実践編

首までのリンパをしっかり流したら、フェイスラインをほぐしていきます。

①奥歯を噛み締めたときに盛り上がる咬筋（こうきん）の位置を指の関節でぐるぐるとマッサージします。

②口角の下の部分を同じようにほぐします。

③アゴから耳下までのフェイスラインを押し流すようにさすります。

④最後に、頬骨やほうれい線のあたりを耳の方へ押し流すようにマッサージします。

お顔のマッサージは強く力を入れすぎないように注意して行なってください。

プチプラで人気！おすすめ施術はこの2つ

マッサージだけでは物足りない、もっと即効性が欲しいといった方におすすめなのが美容医療です。ここでは比較的安価で手軽に行える、人気のメニューをご紹介します。

アゴのヒアルロン酸注入

手っ取り早くアゴのラインをスッキリ見せるには「ヒアルロン酸注射」が人気です。ヒアルロン酸は鼻や涙袋、唇などの形を整えたり、ほうれい線などの深いシワを軽減させたりと、様々な用途で効果を発揮しますが、特に人気なのがアゴへの注入。骨の萎縮によって丸くなったフェイスラインをシャープにして垢抜けた表情を作ってくれます。