「ダイエットしたいけれど、食事を我慢することができない」という人は多いはず。市販のダイエットサプリはたくさんありますが、美容外科スタッフの中で人気があるのは「BBX」。多くの美容関係のブログやホームページで取り上げられているBBXですが、薬を飲むだけで、本当に痩せることができるのでしょうか。その効果や注意点を知りましょう。
BBXはタイ生まれのダイエットサプリ
BBX(=Brain Boosting Complex)はタイFDA(食品医薬品承認局)が承認している食欲抑制サプリメントで、科学的検証に基づき構成・配合された天然原料を用い、高い安全性が保障されています。
BBXに配合されている成分は?
BBXに配合されている成分は以下の通りです。
緑茶抽出成分、L-カルニチン、ガルシニアカンボジア抽出物、白インゲン豆抽出物、唐辛子抽出物海藻抽出物、クレアチン水和物、オプティア、フィカス、インディカ粉末、共役リノール(CLA)L-チロシン、L-テアニン、小麦胚芽粉末、α-リポ酸、コエンザイムQ10生姜抽出物、クロミウムアミノ酸キレート
BBXの主な効果としては「食欲を抑える」「摂取カロリーをカット」のふたつがあります。
ひとつずつ解説しましょう。
ストレス由来の食欲を抑える
ストレスを感じると体の中のホルモンの一つ、コルチゾールが必要以上に分泌され、血液中のコルチゾール濃度が高くなります。この必要以上に高くなったコルチゾールにより、十分栄養が足りているにも関わらず「偽の食欲(空腹感)」が湧き上がり、食べる行動に移ってしまうことがあります。(エモーショナル・イーティングとも言います。)
BBXに含まれるL-チロシンとL-テアニンは、ストレスによってコルチゾールが増えるのを防ぎ、結果として過食を抑えてくれます。
なお、L-チロシンとL-テアニンが体に吸収されてから効果が出るまでに、L-チロシンは約2時間後、L-テアニンは30〜40分後ほどとされています。
3つの成分で摂取カロリーをカット
BBXを食前に飲むことで、BBXに含まれる白インゲン抽出物(デンプンの消化を妨げる)、海藻抽出物(糖と脂肪の消化を妨げる)、オプンティア・フィカス・インディカ抽出物(脂肪の吸収を妨げる)の3つの成分が小腸から栄養素が吸収されるのを阻害するため、摂取したカロリーを抑えてくれます。
BBXの効果は?
「BBX」には、以下のような効果が期待できます。
・ニセの空腹感や食欲を抑える
イライラしたり、ストレスが溜まったりすると、「コルチゾール」という物質が分泌され、ニセの食欲が湧き上がります(エモーショナルイーティング)。この空腹感や食欲を、「BBX」の成分である「L-チロシン」と「L-テアニン」により、抑えることができます。
・摂取カロリーをカット
デンプンの消化を妨げる「白インゲン抽出物」や、糖と脂肪の消化を妨げる「海藻抽出物」、脂肪の吸収を妨げる「オプンティア・フィカス・インディカ抽出物」により、摂取したカロリーの約40~50%をカットすることができます。
BBXの使用方法は?正しい飲み方って?
BBXの用法(薬の飲み方)は、処方されるクリニックによって違う場合があります。そのため、正しい飲み方に関するお問い合わせを非常に多くいただいています。
BBXは基本的にどのような飲み方をしても、体に害のあるものではありませんが、どうせ飲むのであれば、最もダイエットに効果的な飲み方をしたいですよね。
品川美容外科 品川本院院長 秦真治医師に教えていただきました!
BBXを飲むタイミングには、食前、食後があります。食前(空腹時)には、BBXは小腸まですぐに到着します。
一方、食後では、BBXは食べ物と一緒にしばらくの間胃に留まってしまいます。
そのため、小腸へ届くまでには1.5~4時間ほどかかります。まずはこれを覚えておいてくださいね。
BBXの飲み方は、BBXの2つの効果「食欲を抑える」「摂取カロリーをカット」のどちらを主な目的にするかで若干変わってくるんだとか。図で説明していただきました。
「食欲を抑える」目的の場合、効果が出るのはBBXが小腸から吸収されてから約2時間後です。【空腹時に飲めば、飲んでから約2時間後の効果】。
食後に飲むと、胃に1.5~4時間留まりますから【食後に飲めば、飲んでから約3.5~6時間後の効果】となります。
つまり、食事の後比較的すぐにお腹が空いてしまう…という人は食前に、次の食事までの間にお腹が空いてしまう(例えば昼食12:00〜夕食20:00の間など)という人は食後に飲むのが良いということですね。
「摂取カロリーをカット」したい場合はもっと簡単で、効果が出るのはBBXが小腸から吸収されてから約30分後です。ですから、一番多く食べる食事の30分前に飲むようにすれば間違いありません。
とはいえ、「飲み方がよくわからない」「私のライフスタイルはこうこうこうだから、一番いい飲み方を教えて欲しい」という方もいらっしゃると思います。そういう場合は、お気軽にクリニックでご相談くださいね。
※なお、効果の程度には、体質や元の体重、その他の生活習慣といったさまざまな要因が関わるため、個人差が大きくあります。体調に異変を感じた場合は速やかに使用を中断し、医師に相談するようにしましょう。
BBXの入手方法と価格帯・注意事項は?
BBXを服用したい場合、日本では品川美容外科をはじめとした美容外科などで購入することができます。とはいっても、すべてのクリニックなどで取り扱われているわけではありません。
また、販売価格はクリニックによって異なます。
また、インターネットなどで調べると、「通販や海外からの個人輸入といった方法でBBXやBBXの類似品を入手できる」といった情報も多く存在しますが、過去には厚生労働省から個人輸入についての注意喚起も出ています。
違法業者の可能性も否定できないため、適切な医療機関で相談することをおすすめします。
BBXを使用する際の注意点
以下にあたる方はご使用にご注意いただき、事前に医師に相談をしてください。
体調が悪くなった場合は服用をお控えください。
・重度の高血圧や心臓病を持っている方
・妊婦や授乳中の方
・肝臓や脳疾患に障害がある方
なお、個人差がありますが、服用初め下痢やお腹がゆるくなったりすることがあります。
酷くなる様であれば服用を中止し、医師の診察をお受けください。
BBXの副作用
他のダイエットサプリと比べると、副作用についてのリスクは極めて低いです。
しかし、服用初期に、軽度の下痢や虚脱感、喉の渇きなどの症状が出るなど、多少の副作用が起こる場合があります。
品川美容外科での診察・ご購入を希望される場合はカウンセリングご予約時に「BBX購入希望」とお伝えいただくとスムーズです。
BBX:まとめ
- BBXは、タイFDA(食品医薬品承認局)が承認している食欲抑制サプリメント
- 「食欲を抑える」「摂取カロリーをカット」の2つの効果がある
- ストレスによって分泌されたコルチゾールが偽の食欲(エモーショナル・イーティング)を引き起こす
- BBXに含まれるL-チロシンとL-テアニンは、ストレスによってコルチゾールが増えるのを防ぐ
- BBXに含まれる白インゲン抽出物、海藻抽出物、オプンティア・フィカス・インディカ抽出物が摂取カロリーを50%カットする
- 副作用や注意点もあり、実際の服用はよく検討する必要がある
- 日本では美容外科等で取り扱われているが、費用は施設によってばらつきがある
- 通販や個人輸入で入手する方法もあるが、安全性を重視する場合には、まずは病院で相談を
この記事の監修ドクター
品川美容外科 品川本院
秦 真治医師
- 日本美容外科学会会員
- 日本美容外科学会認定 美容外科専門医(JSAS)
- VST認定医
- サーマクール認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
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