顔の大きさが気になっている人は少なくありませんが、実際のところ、顔がどれくらい小さければ「小顔」と呼べるのでしょうか? 今回は日本人の平均的な顏の大きさと、憧れの小顔を手に入れるためのさまざまなアプローチをお伝えいたします。
日本人の平均的な顔の大きさって?
多くの人が憧れる小顔。ある調査では「女性の8割以上が小顔になることを望んでいる」とも報告されていますが、実際のところ、小顔とはどれくらい小さい顔なのでしょうか。
たとえば、産業技術総合研究所が実施した「日本人頭部寸法データベース2001」という調査から具体的な数値を見てみましょう。とくに顔の大きさを気にする日本人女性。
その平均は、頭の縦の長さを示す「全頭高:ぜんとうこう」が21.8cm、頭の横幅を示す「頭幅:とうふく」が15.33cm、耳の付け根部分から目のラインを通る横幅を示す「耳珠間幅:じしゅかんふく」が13.8cm、左右の顎の最も尖っている部分をつないだ横幅を示す「下顎角幅:かがくかくふく」が10.25cmとなっています。数字だけではイメージしづらいかもしれませんが、つまり、この値よりも小さければ、比較的小顔であるといえそうです。
気になる人はぜひ一度、顔の大きさを測ってみましょう。自分で測るのが難しい場合、身近な人に手伝ってもらうか、最近では顔の大きさを測るアプリも登場しています。
しかし、そうすると意外なことがわかります。自分の顔が大きいと思っている人でも、実際は平均と同じか、それよりも小さい人がほとんどなのです。
小顔の決め手はバランスにあり!
それではなぜ、自分の顔が大きいと感じる人は多いのでしょうか。その原因の一つには顔のバランスが関係しています。
「平均顔」という言葉をご存知でしょうか?人には頭の中で無意識に作り上げている平均的な顔のイメージがあると考えられています。実際に顔のパーツごとの距離といった比率は、異なる集団から平均を割り出しても同じになるといわれています。そのようにして割り出される平均顔のイメージは、親しみやすく美しさの基準にもなるのです。
また、頭の中の平均的な顔のイメージは、テレビや雑誌などで見かけるモデルなどからも影響を受けます。こうして作られる理想と比較して、私たちは「自分は人より顔が大きい」とか「もっと小顔になりたい」と感じてしまうのです。
顔の大きさに関するお悩みで多いのは、年を重ねるにつれて顔が大きくなってきた気がするというもの。若い頃の写真と今を比べると、体格は変わらないのに顔だけが大きくなっているように見えませんか?
これは、顔のたるみと、それによって顔のバランスが崩れることが原因となっています。
とくに40代を過ぎると、目のまわりや頬の脂肪が下がってたるみ、フェイスラインが崩れやすくなります。そのため、疲れているような、あるいは実年齢より老けた印象に見られることもあります。ですから、シャープな小顔が実現すれば、若々しい美しさをキープすることにもつながるのです。
今日から改善!生活習慣の見直しが小顔への第一歩
それでは、バランスが整った小顔に見られる顔を目指すためには、どのような対策が必要なのでしょうか。
その第一歩は、さまざまな習慣や癖の見直しです。なにより小顔の大敵は、ゆがみが生じて顔のバランスが崩れてしまうこと。私たちは無意識のうちに口の片側ばかりで咀嚼する、片目でばかりモノを見るなど、何気ない癖を持っているものです。また、身体のゆがみも顔のバランスの悪さをもたらします。
いつも片方の手でカバンを持つ、足を組む習慣がある、という人も多いと思います。まずは、このような日常の動作の中に潜む、ちょっとした癖を見直してみましょう。顔のバランスは、日々の過ごし方やその積み重ねによって作られていきます。ですから、ゆがみをなくすことは顔のバランスを整える近道になります。
さらにおろそかにできないのは、バランスのよい食事や適度な運動、十分な睡眠といった生活習慣の整備です。食事は身体作りの基本。また、余分な脂肪を燃焼させて血行や代謝を促し、むくみを改善するためにも運動はとても大切です。さらに、十分な睡眠とあわせて身体をリラックスさせ、ストレスの解消にも努めてください。身体を内側から健やかに保つように意識して、小顔を目指すための基盤を作りましょう。
自分に合った外側からのアプローチを見つけよう
身体の基本を整えた上で、次は自分に合った外側からのアプローチを見つけることも大切です。
気軽に取り入れやすい方法は、顔のマッサージやトレーニングです。顔が大きくみえることにつながるたるみの原因には、加齢や筋肉の衰えが関わっています。顔の表情筋を意識的に動かすトレーニングを行い、たるみを予防しましょう。
また、加齢に伴う代謝の低下や冷え性なども加わると、老廃物がうまく排出されずにむくみやすくなります。血行を促して老廃物を流すためには、リンパマッサージがおすすめです。
さらに、顔を小さくみせたい時にはメイクの工夫も有効です。自分の顔の特徴を知り、平均顔をイメージしてバランスがとれていない部分をカバーすると、より小顔で整った印象を与えることができます。また、シェーディングやチークを使った立体感の演出やアイメイクの色使いなどによっても、引き締め効果が生まれます。なんとなく惰性で行っている毎日のメイク、今の年齢や顔のバランスに合っているか、今一度チェックしてみましょう。
それでも顔の大きさが気になる、どうしても小顔を実現したいという場合は、美容外科などに相談する方法もあります。たとえば、たるみを取りフェイスラインをすっきりさせるための脂肪吸引や脂肪溶解注射、顎の形やエラの張りなど気になる部分を修正する施術といった、小顔治療も選択肢の一つとなります。
このように、小顔を手に入れるための方法は多様にあります。日頃の生活を見直した上で、自分に合う方法を選び、理想の顔を目指しましょう。
小顔に有効な美容整形術
美容整形とういうとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、最近では切らないプチ整形による小顔治療がメジャーになりつつあります。ここからは、品川美容外科・品川スキンクリニックで取り扱っている小顔に効果が期待できる治療をご紹介いたします。
- ・1日脂肪取り® 顔やせ
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脂肪溶解注射(小顔注射)の一種で、脂肪細胞を分解し、尿や汗とともに排出を促すことで脂肪細胞そのものを減らす効果が期待できます。二重アゴや脂肪のせいで顏の輪郭が丸く見えるなどのお悩みに有効です。注射後の腫れや痛みにも配慮した治療です。(※効果には個人差があります)
- ・コアトックス®(ボツリヌス・トキシン)
- エラに注入すると筋肉の収縮を弱める働きでエラの張りが弱くなり、輪郭がシャープに。さらにコアトックス®は、一般的なボツリヌス・トキシンに比べ耐性がつきにくく、繰り返しの注入でも効果が落ちにくいことが特徴です。(※効果には個人差があります)
- ・プチ輪郭形成(ヒアルロン酸注入)
- ヒアルロン酸を注入することでお顔のバランスを整える治療です。アゴをシャープにすることで小顔に、コメカミ・額などボリュームが足りない部位に注入することで若々しい印象にすることができます。(※効果には個人差があります)
- ・ハートチーク®
- 両ホホにヒアルロン酸を注入し立体感をだします。チークゾーンをふっくらさせることで、自然にアゴを小さく見せる効果が期待できます。高粘度ヒアルロン酸を使用し注入1回後の効果持続期間は、3~6ヶ月程度です。(※効果には個人差があります)
小顔になりたい!日本人の平均的な顔の大きさは?のまとめ
- 顔の大きさの平均値は、産業技術総合研究所などの調査から知ることができる
- 顔の大きさに悩む人は多いが、ほとんどの人は平均と同じかそれ以下である
- 顔が大きく見える原因には、顔のバランスが関わっている
- 人の頭の中には「平均顔」のイメージがあり、それとの比較で自分の顔を大きいと感じている
- 年齢と共に生じるたるみも、顔のバランスが崩れ大きく見える原因
- 小顔を目指すためには、生活習慣とゆがみが生まれる癖の見直しが第一
- トレーニングやマッサージ、メイク、美容整形(プチ整形)など、多様な選択肢から自分に合うアプローチを見つけることも大切
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