美容大国とも称される韓国。スキンケアにかける費用が世界一というデータも。
韓国では、日頃から美容に対する意識を持って生活している人が多く、その美容法は多岐にわたります。
そこで今回は、日本人にも取り入れやすいものをピックアップして、美しい素肌を手に入れるための美容法をご紹介していきます。
韓国美容とは?
韓国人の美容に対する意識は男女問わず非常に高く、スキンケアにかける費用が世界一というデータもあります。
そんな美意識の高い韓国人は、日頃のスキンケアにもこだわりを持っている人が多く、「10ステップスキンケア」と言って、10個のアイテムを使用して行うスキンケア方法が主流で、1日1パックは当たり前という考えがもはや一般常識になっています。
また、皮膚科に通っている人も多く、ニキビが出来たらまずはかかりつけの皮膚科に行く。という人が多いそうです。
そんな美意識の高い韓国人が普段やっている美容法をご紹介していきます。
10ステップスキンケア
その名の通り、10の手順を踏んで行うスキンケアのことです。
基本はクレンジングから始まり、角質ケアやシートマスク、パーツケアアイテムなどを使用します。
使うアイテムや肌質によって異なりますが、基本的なスキンケアの流れはこのようになっています。
①オイルクレンジング
まずはしっかりとメイクを落とします。目元や口元の皮膚は薄く敏感なため、擦らず優しくオフします。
②ウォータークレンジング(洗顔)
クレンジングでは落としきれなかった細かい汚れを、落としていきます。すすぎ残しがあると肌トラブルに繋がるため、フェイスラインや生え際までしっかりと洗い流しましょう。
③角質ケア
スキンケアが浸透するように角質をケアしていきます。韓国ではピーリングパットが一般的に使われていますが、拭き取り化粧水などでも代用できます。
④化粧水
肌がクリアな状態になったら、たっぷり保湿をしていきます。優しくパッティングするようにしましょう。
⑤アンプル ⑥美容液
韓国では、日本で言う“美容液”にもいくつか種類があり、エッセンス・セラム・アンプルの順に美容成分が濃くしっとりしたテクスチャーになります。お悩みに合わせた美容液を使用してみてください。
⑦シートマスク
更に美容成分を浸透させていきます。ただし、シートマスクは長くつけていれば良いというものではないので、使用時間をきちんと守って使うようにしましょう。
⑧アイクリーム
日本人にとってアイクリームはあまり馴染みのないアイテムかもしれませんが、今は効果がわからなくても、年を重ねた時にケアしている人とそうでない人で差が出てきますので、若いうちから使用するのがオススメです。
⑨保湿クリーム
最後にこれまでのスキンケア成分が蒸発しないように保湿力のあるクリームでふたをします。
⑩夜:ナイトクリーム/朝:日焼け止め
夜はナイトパックやナイトクリームなどの夜用アイテムを使用して、寝ている間もスキンケア成分を浸透させます。
朝は最後に日焼け止めを塗って終了です。シミのもととなる紫外線を避けるため、韓国で日焼け止めは“スキンケアの一環”となっているので、一年中日焼け止めを塗って過ごしているそうです。
1日1パック
この美容法は知っている方も多いのではないでしょうか。韓国土産などでももらうことが多いパックですが、韓国人は基本的に毎日パックをします。
日本では週1~3回、大事な日の前日にはパックをするというイメージがあると思いますが、韓国の美肌で有名な女優が自身のスキンケア方法をテレビで公開し、そこからこの1日1パックが主流になったと言われています。
肌トラブルや乾燥が気になるときに使用するよりも、低価格のものでも毎日使用した方が保湿力も高まり肌荒れの予防になるとされているからです。
特に韓国で人気なのが鎮静成分のシカやティーツリーの入ったマスクで、赤みやニキビ予防などに効果のあるものが好まれる傾向にあります。最近では韓国製のコスメが日本でも手に入りやすくなりました。
ただし、これらは製品よって使用頻度が指定されている場合がありますので、肌の状態に合わせて試してみてください。
スッピンの日を作る
一見美容とは関係なさそうに思える方法ですが、実は韓国人女性は肌への負担を減らすために、スッピンでいることも多いのです。
メイクをすることで紫外線や花粉、ほこりなどの外的刺激から守る役割もあるので、スッピンでいる場合も紫外線対策はしっかり行いましょう。
スッピンで外に出ることに抵抗がある方は、ベースメイクを日焼け止めや日焼け止め効果の高い下地とパウダー、または美白クリームのみにするなど、メイクの工程を減らすだけでも肌への負担を減らすことができます。
また、クレンジングによる負担を減らすため、洗顔のみで落とせるコスメを使用するのも良いでしょう。
インナービューティーを意識する
これまでご紹介してきた美容法は、スキンケアなどの外側からのアプローチでしたが、韓国人女性は食事にもとても気を使っていると言われています。
不足している栄養素はサプリなどを上手に取り入れて、体の内側から美と健康を意識しています。
キムチを食べる
韓国料理では必ず出てくるキムチですが、たくさんの美肌成分が含まれています。韓国では2歳くらいからキムチを食べ始めるそうで、各家庭に必ず常備されています。
整腸作用のある乳酸菌や食物繊維、ビタミンも豊富で、生の野菜を発酵させてつくられているためビタミンが壊れることなく、そのまま摂取することができます。また、抗酸化作用のあるβカロテンを多く含み、唐辛子に含まれるカプサイシンが代謝アップを促進します。
便秘解消にも効果があるため、ニキビ予防にはもちろん、ダイエットにも良いとされており、美容には欠かせない食品となっています。
野菜とフルーツをたくさん食べる
1日に推奨されている野菜の摂取量が350gとされている中、日本人の摂取量の平均は280g程度となっていますが、なんと韓国では一日平均600gも食べられています。
韓国料理の代表ともいえるサムギョプサルなどの肉をメインとする料理でも、サンチュやエゴマの葉などの野菜に包んで、更にそこにネギやキュウリなどの野菜も一緒に乗せて食べられているため、必然的に野菜の摂取量がとても多くなるのです。更に、食後にフルーツを食べる習慣があるため、自然とバランスよくビタミンなどの栄養素を摂り入れているのです。
日本人は野菜の摂取量が少ないため、普段の食事にもう一品野菜を使った副菜を追加すると良いとされています。野菜を摂ることは、美肌だけでなくダイエットにも効果的で、野菜から食事をとるように意識することで脂肪の吸収を抑えて太りにくい体質に改善されていきます。
是非意識して野菜を摂るようにしてみてください。
ニキビ(肌トラブル)が現れたら皮膚科へ行く
韓国では、ニキビや肌トラブルは“肌の病気”として考えられているため、風邪をひいたら病院に行って薬をもらうように、ニキビが出来たら皮膚科に行きます。
また、普段から美容皮膚科に通っている人も多く、肌のメンテナンスを欠かさず行っています。
このように、韓国では普段から美容や健康に対する意識をもって生活していることがわかります。
美肌や健康的な美しい体系を目指すには、日頃の意識とケアがとても重要です。まずは簡単に取り入れられるものから、実践してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 感染症の影響で「おうち美容」に注目が集まっている
- 韓国では10ステップスキンケアが主流で、日焼け止めはスキンケアの一環として考えられている
- 1日1パックを実践している人が多いが、肌の状態や製品の使用頻度を守って実施すると良い
- 肌の負担を減らすために定期的にスッピンの日をつくる
- キムチには美肌に良い成分がたくさん含まれている
- 野菜の摂取量が少ない日本人は、野菜の副菜を一品追加するように意識すると良い
- 韓国ではニキビ(肌トラブル)は肌の病気として認識されているため、皮膚科を受診する人が多い
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